一般的に、ヤーンは英語で、紡績糸，織り糸，編み糸，より糸 を表し、繊維を撚り合わせて作られた糸のことを指し、編み物や織物に使う糸や毛糸を意味し、綿、絹、毛、ナイロンなどの撚った繊維が使用されます。一方、縫い糸は、スレッド（Thread）と言い、それぞれを区別しています。
布地や衣類を作るための材料として古くから使われており、編み物や織物、クラフト製作など、多様な用途に活用されています。
1. ヤーンとは？
ヤーンは、主に以下の用途で使われます。
- 織物や編み物：布地の素材として使われ、衣類やインテリア用品の製造に用いられます。
- クラフト・手芸：マクラメや織物、編物のハンドメイド作品に利用されます。
- 刺繍や装飾：細かい装飾やデザインにも使われることがあります。
2. ヤーンの種類
(1) 素材による分類
ヤーンは天然繊維と合成繊維の2つに大別されます。
天然繊維のヤーン
- コットン（綿）
- リネン（麻）
- ウール（羊毛）アルパカ・カシミヤ
- シルク（絹）
合成繊維のヤーン
- アクリル
- ポリエステル
- ナイロン
4. ヤーンの撚り（ツイスト）
ヤーンには「撚り」があり、これによって糸の性質が変わります。
- S撚り（左撚り）：時計回りに撚られたヤーン。織物に多く使われる。
- Z撚り（右撚り）：反時計回りに撚られたヤーン。編み物に適している。
撚りの強さによって、糸の強度や柔らかさが変わり、用途に応じて使い分けます。